声を出さずに泣く息子

先日、妻の兄、つまり息子にとって叔父の家に行ってきました。妻の兄には、三歳の男の子と息子より3ヶ月ほど後に生まれた女の子の二人の子供がいて、息子にとって数少ないいとこです。

三歳の甥っ子は、はじめこそ人見知りをしていたものの、すぐに打ち解けて、いろいろとおもちゃを見せてくれては一緒に遊ぶようになりました。といっても、息子と彼は一回あったことはあるもののお互いに全く覚えていないので、ほぼ初対面ということになります。なので、妻の兄は、子供たちに「一緒に遊び」と言っていましたが、ふたりだけで遊ぶというのはまだちょっと難しそうでした。

そこで僕が二人と一緒におもちゃで遊んでいたのですが(ときどき姪っ子もきていましたが)、実際には三人で遊んでいるというよりも、僕と甥っ子、僕と息子という感じで遊ぶことになりました。そうすると、3歳児の甥っ子は、やはり言葉もたくさん話せるし、積極的に、これを見て、これをこうしてというふうにリクエストしてきます。さすがに義兄の家に行って息子の相手ばかりしているのも変な感じがするので、甥っ子の相手の方が少し多くなっていたと思います。そうすると息子は少しずつ、不機嫌になってきました。息子も一所懸命、おもちゃをもってきて、なんかいうのですが、どうしても言葉の多いいとこにはかないません。少しずつフラストレーションが溜まってきたようなのです。

すると突然、近くにいたいとこに息子が「あんぱーんち」といってこつんとパンチを繰り出しました。

もちろん一歳半の子のパンチですし、たいした威力があるわけではありません。でも暴力的な行為を他の子にするのはやはりよくないと考えた僕は、息子に「お兄ちゃんに、アンパンチしたらあかんよ」と軽く注意しました。あくまでも「軽く」です。

でもそれを聞いた息子は、うつむいて妻の方に歩いて行って、突然妻にしがみつきました。僕は「軽く」言っただけなので、息子がそれに反応したとは思っていませんでした。でも妻と義姉が、「○○ちゃん、しょげている」というので、「○○、どうしたん、パパ、だっこしたげようか」と声をかけました。そうすると息子は、両手を広げながらこちらにとぼとぼ歩いてきました。でもその息子の目からはボロボロと涙が出ていたのです。

こんな泣き方をしている息子を見たのは初めてでした。いつもなくときは、「わーん」と大声で泣く息子。でもこの日は、声を上げることなく、ポロポロ涙だけ流しているのです。

きっと息子なりに溜まっていたものがあふれてきたのでしょう。なんだか僕も胸が締め付けられるような気持ちになりました。妻は義兄と義姉に「パパに怒られ慣れてないから」と説明していましたが、それもあるかもしれません。僕は本当に怒ったわけでもないのですが、ヤキモチを焼いている息子には答えたのでしょう。

ぎゅーっと息子を抱きしめました。なんか帰りにお菓子でも買おうか、というと、すぐに息子は笑顔になりました。息子は自分の気持ちが嫉妬だということはまだわからないでしょう。少しずつ感情が複雑になる息子。また息子は一つ成長していました。


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