宿題をいやがるときに叱るか?

大きな子供ならともかく、我が家のAのように二歳くらいの子供が、勉強や宿題をするのをいやがるときにどうするのかということは、大きな悩みです。

ときどき「我が家の子供には勉強をしろなんてまったく言わなかったけれども、気がついたら自分で勉強していた」といか、そういう成功談(?)のような話をメディアで見ることがあります。そうすると、勉強しろしろとか言わなくてもいい、あるいは言わない方がいい、うまく環境を整えておけば、と思いがちの方もいるかもしれません。

ですが、この「うまい環境」というのは正直難しい上に、上で書いたような子がうまくいった環境が他の子にも当てはまるとは限りません。そもそも勉強のようなものが好きな子もいるかもしれません。でずが、自分の子供もそうだと考えていいわけではありません。

我が家のAについていえば、勉強が一番好きということはまったくありません。テレビ、タブレット、おもちゃ、Aが好きなものはたくさんあり、勉強の順位はあまり高くありません。

基本的に平日は夕食後に、休日は朝食後に毎日のノルマをこなします。公文の宿題10枚、学研の幼児ワーク1ページ、あと+アルファ的な感じです。機嫌良く取り掛かってくれる時もありますが、ときどきとても嫌がるときがあります。特に、公文などでちょっと問題が難しくなってくるとぜんぜんきちんとやろうとしなくなるときがあります。

そういうときに、僕はわりときつくしかります。すると息子は泣きます。

その話をすると、僕の母親は、小さいうちに叱ったりして勉強嫌いになったらどうするの、と言います。

そして実際に、知りあいのお母さんと話しても、それが怖いから叱っていいのかどうかわからないという人もいるようです。確かに、叱る機会が増えると、勉強嫌いになる可能性はあると思います。

ですが、それを分かった上で僕はしかります。

まず勉強をしないときに叱るために必要なことは、普段のコミュニケーションです。Aは、大きくなるにつれてマシになってきましたが(僕にとっては寂しいですが)、なかなかのパパっこです。Aが生まれてから僕はかなりの時間とエネルギーをさいてAと遊び、触れ合ってきました。それも大きくなって一緒に勉強をするときに必要になるからです。Aは、基本的にパパっ子なので、僕がきつく叱って、「じゃあ、もうパパとしなくていい。ママと勉強し」と怒ると、激しく泣くのですが、「パパがいい」といってその場から立ち去ったりすることはありません。それでしばらくしてまた勉強に戻るのです。もしも僕とAの間に十分なコミュニケーションがとれていなければ、「勉強しない、パパも嫌」になったでしょう。強く叱るためにも、しっかりとした親子の絆を作っておく必要があるのです。

さらに、叱ることによって勉強が嫌いになるのではないかという心配について考えてみたいと思います。

もちろん初めから勉強の好きな子もいるかもしれませんが、Aについて言えば

そもそもはじめからすごく勉強が好きというわけではない

のです。

Aも勉強が嫌いというわけではないですが、おもちゃで遊ぶことに比べるとやはり楽しくないようです。なので、叱ることによって、多少勉強嫌いになったとしても、あまり好きではないが嫌いになる程度なのです。

いや、でもやっぱり嫌いになったら、と思われる方も多いと思いますし、それが普通の心配だと思います。なので次にその点についてもう少し書いてみたいと思います。


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