カブトムシの死と息子の成長

一昨日、今年最後のカブトムシが死んでいました。2歳から始めているカブトムシ飼育も2年目です。去年のカブトムシの2代目のカブトムシたちの中で、四匹を選んで育てました。三匹は保育園にあげました。

息子からすれば、幼虫から育てていたカブトムシたちです。

今年のカブトムシの死は、去年のカブトムシの死と明らかに違いました。

2歳の時の息子は、カブトムシが死んでも「死んじゃったね」といって特に何かという感じはありませんでした。一緒に庭に埋めて、手を合わせました。

今年は、カブトムシが死んだとき、息子にいうと、カブトムシの死骸をもってママに見せに行くと言って、もとうとするので、「もう死んじゃったんだから、そっとしておいてあげなさい」と言いました。まだそのときは、息子はちょっと笑っていたのですが、僕が

「明日、パパがお墓に入れておくから、今一緒に今までありがとう、といって手を合わせよう」

というと、なんと息子は

「いやや」

といって、拒否するのです。なので僕が

「もうお別れなんやで」

というと、なんとそれから大号泣。

どうも、息子の中には、悲しさと寂しさとそれをどうしていいかわからない戸惑いなどの気持ちがいっしょくたになっていたようです。本当は、すごく悲しいみたいでした。

成長するにつれて、だんだん、感情が複雑になってきた証拠だとも言えるでしょう。僕の膝の上で僕にしがみつきながら号泣する息子と一緒に、カブトムシを悼みました。カブトムシがいろんなことを、息子に教えてくれ得ているのですね。


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勉強が今好きでなくてもよい

前回、僕はAが勉強を嫌がるときに叱ってでもさせると書きました。僕の母親のように、そういうのを聞くと叱ってまでさせて勉強嫌いになったらどうするの、と心配する人もいると思います。

それに対する僕の答えは、別に今勉強が嫌いでも良いというものです。

重要なのは勉強が嫌いだとしてもさせ続けるということです。僕自身、子供のときに勉強が好きだったかというと別にそういうわけではありません。圧倒的に遊ぶ方が好きでした。ただ僕の場合、Aのように二歳の時から勉強していたわけではなく、まあ幼稚園くらいからだと思います。

「勉強しないと将来困る」

と言われてやっていたようなところがあります。何に困るのかもよくわかなかったですが、まあとりあえず好きでやっていたわけではありません。ですが、今は勉強が一番好きというわけではないですが、嫌いでもありません。どちらかというと好きな方です。(もちろん研究者ですから当たり前と言えば当たり前かもしれませんが)。

それほど好きでやっていたわけではない勉強も、大きくなってくると、問題を解けたときの面白さがわかってくる、あるいは自分が周りの友達よりもよくできたときに褒められるという経験をしていくうちに、勉強が好きになってきたという感じです。

僕が言いたいのは、つまりこういうことです。今勉強が好きではなくても、それが自分にとって武器だとか、長所だとか分かってくると、好きになってくるし、好きになってくることでさらに問題を解決すること自体にまた面白さがわかってくるということです。

もちろんはじめから勉強が大好きで、それがずっと続いて勉強し続けるというのはある意味理想的かもしれません。ですが、そうなるかどうかは子供の性格によるところも大きく、自分の子供がそうなるとは言えません。というか、どうもそういう子供はレアなような気もします。

あと今嫌がる勉強をさせなくても、好きなことをさせてあげれば良いという考えについてですが、それももちろん一つの考え方でいい考え方だと思います。ただしもしも子供に勉強ができるようになってほしいならば、そのやり方で、いつ勉強をさせることになるのでしょうか?いつか子供が自発的に勉強が好きになる可能性にかけますか?まあ好きなことをさせていたらいいかと思って、いつまでも勉強をしない、というか無理やり勉強させたりまったくしていなくても、勉強嫌いになった子をたくさん知っています

つまり、無理やりさせなければいずれ好きになるというわけでもないのです。

場合によれば、そうやって勉強していなくて、学校とかにいき出したときに、周りの子よりも自分ができないというのが理由で、ますます勉強が嫌いになる可能性ももちろんあります。

まあですから、好きであろうと好きでなかろうと、子供に勉強させるというのも一つの考え方なのです。


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